自転車と家族の日記

My Life with bicycle

医者に殺されない47の心得

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何かとお騒がせの近藤氏の本.

抗がん剤は無効,健診は体に悪い,ガンは治療するなと.

とんでもない!って思うかもしれませんが,実はある意味真実を突いている.

日本は,とにかく健康のためなら!ってムードで走ってしまうことがある.
健診や投薬など,あまり検証されないままに行われてしまってます。

命を救うため,健康のためというフレーズを錦の御旗にして,アウトカムを考えないままにやっちゃうんですね.
国民皆保険制度のお陰で,コスト意識がないからでしょうか?

例えば乳がん検診.マンモグラフィーという乳がんの早期発見のための検査があるけど,これを検診に導入して大々的にやったとする.ガンを早期に発見して,早期治療すれば死亡する人が少なくなるだろうという理屈だ.
だけどここには,どのような早期ガンも進行して最後は命を奪うはずだ,,という思い込みがある.
それが本当かどうか、分からない。

例えばこれ

マンモグラフィーを米国で導入した結果,1年間に7万人もの(本来治療が必要でない)乳がんを見つけたという計算になるとのこと.逆に命に関わる進行がんはほとんど減らなかった.

ほとんど減らなかった,というのは微妙なところで,ちょっとは減ったと考えることもできる.
しかし,そのために膨大な数の過剰診療が行われ,手術されたり,強い精神的ストレスを感じるヒトもいるだろう.下手をすると命を落とす。健康寿命に影響することは間違いない。検診による明らかな健康被害なわけだが,日本ではそっちの方に目を向けられることはほとんどない.

乳がん検診は、個人メリットはあっても,全体的にはデメリットの方が大きい。
健康で何の症状もない人が乳がん検診を受けると、その後の寿命の期待値は下がることになる。

ここで,検診がどうか結論を出すつもりはないが,とにかくイメージに流されず,どのような医療システムも検証が必要だということだ.検診をするなら、検診を受けた群、受けなかった群で、受けた群の方が健康寿命が長くなるというのを証明しないといけないでしょうね。

ところで、この本、ワクチンに関する記述は完全に間違ってるところもある。
全面的に信用はできない。しかし、物の見方を考えるには良い本です。
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  1. 2013年03月27日 23:01 |
  2. 読書と映画の記録
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