自転車と家族の日記

My Life with bicycle

新聞記事から考えた ~宗教のことなど~

最近,宗教に凝ってる.昔々,遠藤周作さんの本で,欧米のことを理解するのはキリスト教を理解しないといけないって書いてたように思う.いや,外人に知り合いは皆無なんですが,なんでそういう考え方になるかな?って思うことは良くある.例えばこの記事


中絶認める初の法案可決=カトリック国アイルランド

 【ロンドン時事】アイルランド下院は12日、母親の生命の危険がある場合に限り、妊娠中絶を認める法案を賛成多数で可決した。上院での可決と大統領の署名により法が成立する。宗教上、妊娠中絶が禁じられているカトリック教の信者が多い同国で、中絶が法的に認められるのは初めてとなる。
 ただ、今回の法案の中絶容認には、母親が自殺する恐れがある場合は含まれるが、レイプにより子供ができた場合や、胎児に奇形がある場合などは含まれない。
 今回の法案には一部に強い反対論があり、国論を二分した。ケニー首相率いる与党・統一アイルランド党内でも造反が相次ぎ、審議の過程でクレイトン欧州問題担当閣外相を含む議員5人が法案に反対し、党から除名された。(引用終わり)

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日本では中絶数は年間20万件らしい.
中絶がここまで問題になってるってのは,日本人的感覚では理解できない.
米国では,中絶を認めるかどうか,ってのも選挙の焦点ですしね.
共和党はダメ,民主党は比較的寛容,みたいな.

西欧では一神教なんで神が絶対です.
キリスト教は神が人間を作った,もっと言えば,人間は神の所有物だと考えられている.
という事は,受精卵は神が作ったもので,中絶は神の意思に背くものであるのでしょう.
受精した限りは人生を全うして,死後は最後の審判を受けなければならないってこと.

特にカトリックでは,ローマ教会が受精の瞬間にヒトは誕生するって決めたから,それを忠実に守ってるんでしょう.人々の考え方にまで宗教が深く根ざしているわけですな.

日本は仏教思想だから,根底には輪廻の考えがある.死んでも生まれ変わる,みたいな.
人も動物も仏も輪廻で回ってるわけで,自然の一部.
受精卵も自然現象の一部だから,欧米ほど中絶に抵抗ないんでしょうね.

あっと,わたし,中絶容認派ではないんで,念のため.

我々が普段何気なく考えていること,感じていることは,宗教の影響を強く受けている.
でも,見事なほどそれを意識することはない.こういうのって雰囲気ですからね.

ホモ・サピエンスが言葉を覚え,社会集団を作っていくと,そこには何らかの規律が求められる.
どのように行動するか,何のために行動するのか,また生と死の意味なんてのは,哲学者だけが考えるものじゃない.子どもの頃は誰だってそういった疑問を持ったはずです.

ヒトは漠然とした,目的のない状態って耐えられないですから.
原始人だって必ず生きる意味を求めた,,つまり必死で考えたはず.
それが宗教の出発点でしょう.

我々が成人して,そういうことを考えなくなったのは,社会に深く組み入れられるようになったからだ.
要するに考える必要がなくなったんですね.

みんなが納得できるような優れた考えがあれば,民衆は飛びついていく.
救いが欲しいわけじゃない.思考の核となるもの,アイデンティティが欲しいわけです.
それが否定されると,自分の全てが否定されたように思えて,戦いが生じる.
人は同種間で殺し合いになる唯一の動物ですが,大脳が発達するってのは困った副作用があるもんです.

歴史上,何度も宗教戦争もあったけど,最近ではオウムの事件なんかもそう.
社会的には絶対に許されんが,彼ら的には自分を守る戦いだったのでしょうね.

日本の刑法ではオウム事件は個人の責任を追及するしかないのだけど,本当の根っこはそういった危ない価値観を共有する集団ができるような社会的な背景があるってことだ.きっと今もあるのでしょう.
そこを分析しないといけないような気がするな.

なんかダラダラとまとまりのないことを考えてしまった.
思考遊びを言語にしておくのに,ブログってとっても便利です.


本日の小助
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今日は1歳の誕生日でした.




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  1. 2013年07月20日 22:07 |
  2. 色々、考えたことなど
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