自転車と家族の日記

My Life with bicycle

人はなぜ咳をするのか? その3 風邪で咳がでるわけ

咳の話題 続き

1,陸生哺乳類は常に誤飲の危険にさらされることになった.
2,そのため嚥下と咳反射の機構ができた.
3,ヒトはコミュニケーション力を高めるために,咽頭を大きくし,声帯の位置を下げたため,嚥下の際の危険が増した.
 そのリスクを補うために咳反射が発達した.

fig2-1-1.jpgこちらから引用

だけど,風邪をひくと,激しく咳が出ることがあります.
特に,パラインフルエンザウイルスやhMPV(メタニューモウイルス)といった,喉頭に感染しやすいウイルスが激しい発作性の咳を引き起こします.

これはなぜかと言うと,ウイルスが
「人が持つ咳反射のシステムを,自己増殖のため利用するように進化した.」からです.

 多くの風邪ウイルスは,ヒトの気道粘膜内で増殖します.生体にとっては異物なので,免疫反応が働き,いずれは排除される運命にあります.その間,数日~数週間でしょうか.ほとんどのウイルスは人しか宿主がいないわけだから,次々感染していかないとあっという間にその株は死滅してしまい,クローンが残せません.遺伝子は自己増殖するために存在するわけですから,これでは困ります.自分のクローンを必ず他の個体に感染させないとダメなのです.その方法のひとつが咳で周りに飛び散ることだったのでしょう.植物が種を撒き散らすのとちょっと似てますね.

 人の遺伝子が代わるまでは何十万年もの時間がかかりますが,ウイルスは遺伝子のターンオーバーが速く,あっという間に遺伝子が変化します.多くの変異株の中で,人に感染して生き残りやすいように変異したウイルスが残ります.たまたま咳を起こす場所(喉頭周辺)に感染しやすいレセプターを持ったウイルス株は,生き残りやすかったでしょう.

 咳を利用するのでなく,他の方法で生き残ってきたウイルスもいます.鼻の奥の神経節にずっと住んでいて,時々だけ出てくる(単純ヘルペスウイルス)とか,同じ気道感染ウイルスでも,あまり免疫反応を起こさず,その代わり長く鼻に住んでいる(ライノウイルス)なんてのも生き残り戦略なのだと思います.

 現在の世界人口は70億人です.地球ができてから,ひとつの種族がこれだけ繁栄したことはありません.現在は人口密度が高く,人と人の距離が近い.だから咳のウイルスが繁栄するのです.逆にこういった戦略を持たなかったウイルスは,クローンを残せないわけだから,すぐにこの世からいなくなってしまうでしょう.


午後から大阪市内をポタリング
R0013816.jpg

写真は道頓堀川.夕方は点繁で飯食って帰る.

日々,どんどん太っていきます.
朝は牛乳1杯,昼はソーセージ2本,夜だけ大量に食べる,みたいな生活スタイルが悪いのか?
自転車に激しく乗らなくなったので,基礎代謝が下がってしまったのかな?



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  1. 2014年08月13日 23:25 |
  2. 風邪はぜったい治療するな
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