自転車と家族の日記

My Life with bicycle

戦場のピアニスト

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見た映画も記録しとかんと,あっという間に記憶から消去されてしまう.
頭が老化してますな.

戦場のピアニスト,ポーランドを舞台に,ナチスのユダヤ人迫害を描いた物語.
ポーランドはもともと西スラブ人の国ですね.ゲルマン民族のドイツより,どちらかと言うとロシアに親和性が高い.
第二次世界大戦ではナチスドイツによって容赦なく蹂躙されることになります.
当時のドイツってナショナリズムの嵐だったでしょうから,その他の民族なんて人間として見てもらえなかったでしょう.
特にユダヤ人は敵視されてた.これって,ヒットラー個人によるもんじゃないよね.
組織全体が感情的になると,憎しみが指数関数的に増幅する.ここがファシズムの怖いところです.
人は集団で生き残るように遺伝子にプログラミングされてるので,“その他の集団”は敵だって認識してしまうのでしょう.
文民統制でそこを常に監視しておく必要があります.

アメリカ独立革命,フランス革命に始まる国民国家の形成は,民衆のナショナリズムを作った.
最初はフランスでユダヤ人が迫害されたんだけど,ドイツの前身のプロイセンでは,国を統一するためにあえてナショナリズムを作った.ビスマルクさんの鉄血運動なんて,その典型です.
ここで気をつけたいのは,フランスは市民発のナショナリズム,ドイツは国家からのナショナリズム.ナショナリズムの形成が下からか,上からかの違いがある.日本もそうだけど,上からのナショナリズムの方が危ないね.

そんなことが背景にあって,この映画が現実になった.
いや,恐ろしい.人にとって一番恐ろしい敵ってのは,人の集団心理ですな.
オウム真理教とか,極端な新興宗教による思想統一も危険です.

映画はあまりにリアリティがありすぎて,見ると疲れます.
ただ,当時の社会の雰囲気というのはとっても伝わってきますね.良作です.








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  1. 2015年04月02日 23:02 |
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