以前に聖書を通読しようと思ったが,とてもじゃないが無理だった.
長い,分からん,面白くない,こんなのに何時間も時間を割けない,って感じ.
とは言え,教養として知っておかないといけません.
ずっと思ってたら,コンビニで面白そうな本が売ってる.

この内容,写真で499円!安い.解説もわかりやすい.
コンビ二で売ってるこの手の本はとってもリーズナブルで好きです.
旧約聖書が書かれた時代には紙なんてなかった.
古くは粘土板,やがて羊皮紙で記録されるようになったんじゃないかって言われてる.
羊皮紙は分厚いのでたくさんは書けない.劣化もするので,長持ちもしないし,すぐに読めなくなったでしょう.
ということは何度も何度も書き写されてきたことになる.
脳は平気で嘘をつく.人から人へ情報を渡す場合,必ず自分に都合の良いように変換される.
書き写す毎に聖書の内容は少しずつ変わったでしょう.
神を信じるものだけが救われる,信じないものは地獄へ行く,なんてのも,無数の書き直しの過程で出てきた思想に違いない.
中世ヨーロッパでは,聖書は教会でしか読めなかった.
今とは比較にならないくらい,情報が独占されていたわけです.
当時の教会は大規模に組織化されて,聖書を自らの権威付けに利用したでしょう.
世の中では多数の人が信じていると真実になる.
神がいる,キリストはいた,奇跡を起こした,復活した,というのは聖書のお陰で真実になった.
こう考えると,宗教ってのは情報の力ですね.
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- 2015年09月08日 21:49 |
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