自転車と家族の日記

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アトピー性皮膚炎が増えたわけ その8 ミスマッチ病

アトピー性皮膚炎は,ミスマッチ病と考えれば理解しやすいと思います.

ミスマッチ病の定義ですが

人が進化の過程で環境に適応するように遺伝子を作ってきたのが,環境が変わったので,適応できなくなって,有害な症状が出るようになった病態

となります.

これまで,アレルギーをはじめ,医療の世界では,“なぜその病気が発症するのか?”という視点が欠けていました.
症状を抑えることにのみ一生懸命だったと言えるでしょう.

実は多くの子どもの代表的な病気,感染症,アレルギー,はミスマッチ病の要素が強いのです.
根本的な原因を見つければ,予防や根治療法につながるでしょう.

アトピー性皮膚炎についてのまとめですが,もともと皮膚は人間にとっての最大の免疫機関です.
人間は皮膚によって,自分自身とそれ以外のものを,区別するのです.
長い進化の歴史の中で,生存率を上げるために,皮膚から様々な異物を入ってこないようにする仕組みをたくさん作ってきました.

特に新生児から乳児期は,皮膚のバリアが薄く,様々な外敵から皮膚を守らないといけません.
そのために,早期から皮膚に常在細菌叢を作り,虫などの外的による蛋白質の侵入にはIgE抗体を備えていました.

現在では,急速な都市化により,細菌叢に変化が出てきました.
黄色ブドウ球菌もそうですが,溶連菌という皮膚炎を起こす菌も,社会に広がっています.
これも,ミスマッチのひとつで,人の遺伝子は現在のような集団の形成を想定していなかったはずです.

もう一点は,乳児期から繰り返される皮膚の殺菌です.
赤ちゃんは産まれてすぐに,わざわざエネルギーを使って分泌物を増やし,皮膚に細菌を生やそうとしています.
殺菌によって常在細菌が確立が遅れ,その効果は生涯に渡って続きます.
結果として,様々なアレルギー疾患が発症しやすくなります.

医療の世界では,病気を治すということにばかり目が行ってしまいます.
抗アレルギー剤は山のように開発され,医師はその効果を必死に調べ,学会で発表します.
学会内でそれなりの地位になると,メーカーからの援助によって,あちこちで“治療の仕方”を講演することになります.
結果として,アレルギーの子どもに,山のように薬を使い,“症状を抑える”ことだけに焦点が当たります..
そこには根本的な解決法はありません.

アトピーをはじめ,アレルギーは予防が可能な病気です.本来はそういった研究をしなければいけないのです.
“なぜその病気が増えてきたのか”という視点で見ることが必要ですね.
こういった思考のフレームシフトは専門家じゃ無理でしょう.


日曜日に読んだ本
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この本は素晴らしい.わたしが何となく考えていたことがズバリ書いてある.今年に読んだ本の中でベスト.
文章も面白く,読みやすいので,読むのにそれほど時間もかからない.

上巻は人類の進化の歴史を書いてある.なぜ2本足で立つようになったのか,1日で獲得できるエネルギーと,食物採集と消化で消費するエネルギーの収支バランスによるとのこと.脳は多くのエネルギーを消費するが,エネルギー収支が良くなったことが脳の大型化につながった.

等々,いちいち納得できる理屈です.


本日の自転車通勤は久々に小径のMR-4Rで
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帰りは青谷経由で信貴山へ.タイムは19分47秒.まだまだですな.
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  1. 2015年10月05日 22:57 |
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