自転車と家族の日記

My Life with bicycle

違和感の正体



先崎氏は、日本思想史が専門だとのこと。
そのためか、過去の様々な思想家の言葉を引用しながら論じるスタイルになっている。

今の日本を、「ものさし不在の時代」と呼んでいる。冷戦時のように絶対化した価値観がなく、もっと相対的な、個人がふわふわした時代と言えるのでしょうか。
こういった時代には、個人は価値判断を求めて極端に走りがちだし、目に見える結果を求めたがる。
だから、「正義」という言葉や、様々なスローガンに飛びついて、同じ意見を持つ人々が“擬似家族”を作ってしまうことになる。
さらに、物事の本質や考えなくてはならないことは置き去りにされて、主張することが目的化してしまう。
こうなると、もっとも必要なこと、つまり“問題の解決”はかえって遠のいてしまうことになる。
沖縄の問題などは、正にその通りですね。

単なる右翼左翼といった主張ではなく、考えるやり方を指南してくれる本です。
自分的には良かったが、人によっては“もやっと”感が残るでしょう。

あと、やたらと引用が多いので、いま読んでるのは筆者の考えなんかいな?って混乱します。
わたしのような素人向けの本としては、もう一歩分かりやすさを追求して欲しかったかな。

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  1. 2016年08月22日 07:30 |
  2. 読書と映画の記録
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