自転車と家族の日記

My Life with bicycle

脳の発達と虐待 その1

朝日新聞より

虐待死の子ども、0歳が6割超 背景に「望まない妊娠」 

 2014年度中に虐待で亡くなったと確認された18歳未満の子どもは71人で、無理心中を除けば前年度より8人多い44人に上った。そのうち0歳児は27人で初めて6割を超え、15人は生後24時間以内に死亡していた。厚生労働省が16日、児童虐待による死亡事例の検証結果を公表した。

 亡くなった44人の子どもの実母が抱えていた問題を複数回答で聞くと、「望まない妊娠」が最多の24人で54・5%を占め、過去11回の検証の平均割合(21・7%)を大きく上回った。そのうち19人は0歳児の親だった。妊婦健診を受けていない実母も18人いた。

 虐待をした動機を複数回答で聞くと、「子どもの存在の拒否・否定」(14人)、「保護を怠った」(5人)、「しつけのつもり」(4人)などが挙がった。


(引用終わり)
望まない妊娠で出産して,子どもを死亡させてしまう例が24名あったとのこと.
その数百倍は,赤ちゃんを虐待しているはずです.仮に500倍として,1万2千人.つまり,国内で出生した児の1%強は虐待を受けている計算になります.

虐待死そのものは,近年は低下傾向です.なお,虐待の報告は激増していますが,それはできるだけ早期発見のために報告するように社会制度が作られたからで,虐待そのものがそこまで増えているわけではありません.正確な数を知るのは不可能ですが,近年は横ばいだと考えるのが妥当でしょう.ただし,出生数は漸減しているので,その中の被虐待児数の割合は漸増と考えられます.

子どもを殺すなんて有りえない.今の母親はどうなってんだ!なんて,思われることが多いのですが,実はこれ,母親を責めてもどうにもならない.そういった視点を変えることから始めるべきでしょう.

まず,母親は一定の割合で赤ちゃんを育てないのは当然なのです.ホモ・サピエンスは多産多死で,たくさんの赤ちゃんを作りますが,産まれた場合,育てるくらいの余裕がある場合のみ赤ちゃんを育てていたはずです.逆に考えると,原始時代には一定の割合で産まれた赤ちゃんは放置されるか,殺されてしまっていたのです.

「そんなバカな」って思われるのですが,ほとんどの子どもを死なせることなく育てる社会はごく最近になってからです。日本でも江戸時代までは“間引き”が行われるのは普通のことでした.子殺しが罪になったのは,明治で西洋式の刑法が作られるようになってからで,それも親殺しよりも子殺しの罪は少なくなっていた.つまり子どもを殺すのは“仕方ない”と思われていたのです.

全ての動物には発情期があります.子どもを作る時期が決まっているのですが,ホモ・サピエンスは発情期がなく,いつでも交尾して子どもを作ることができる数少ない哺乳類です.なぜこのように進化したのかは分かってませんが,オスが集団で狩に行って帰って来た時に子どもを作れるようにしたとか,オスとメスのコミュニケーションのため,メスがオスに食料を貰ったり保護してもらうため,等々色々な説があるようです.

発情期がない方が種としての生存率が高かったのは確実ですが,一方で,都合の悪い時にも妊娠、出産してしまう,というリスクが出てきてしまった.一族の移動中や,飢餓で生きていくのも大変なとき,食料を取って来てくれるオスがいないとき,いくらでも都合の悪いときはあります.

通常,他の生物には子どもを育てないという選択はありません.生物の本質は自らの遺伝子を残すことですので,本能的に子どもを育てようとするようにプログラムされているのです。しかし、人間だけは違います。

続く,,,かも?

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  1. 2016年09月20日 23:46 |
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