自転車と家族の日記

My Life with bicycle

脳の発達と虐待 その4

多くの人は,人類は進化の完成形だと考えていますが,それは自分を中心に考えているからです.
進化はたまたま,偶然の積み重ねです.ヒトは決して完成形ではありません.
むしろ、あまりに奇妙な進化を遂げたので,自然界では生きていくには不都合の方が多くなってしまっています.

ヒトはそうしないと生き残れなかったために,不本意ながら後ろ足だけで歩くように進化しました.
すると,運動面で様々な制約が出てきてしまったため、集団力を上げないと生き残ることができなくなったのです.
その結果,脳を発達させ⇒言葉が発達し⇒脳が発達する というポジティブサイクルが回り,脳が数百万年という、進化のスパンとしては極めて短い間に、みるみる大きくなった。

ヒトが脳を巨大化させたのは、ゾウが鼻を長くしたとかキリンが首を長くしたのと同じです。体の一部分を、生き残りの勝負のために異様に発達させたわけです。ヒトは、ある部分が異常に大きくなってしまうという、特殊な進化の形をとった生物であると言えるでしょう.その結果,色々な不都合なことも出てきます.そのひとつは“考える”ことができるようになってしまったことでしょう。

生物の多くは“考える”ことはしません.
川の魚は,水が流れてくる方向に泳ぐように,遺伝子によってあらかじめプログラミングされています.
鮭のように,いったん海に出て,産卵のために戻ってくるという複雑な動きも,本能でやっているだけで,“考えて”行っている行動ではありません.

もう少し複雑な生物,例えば霊長類はどうでしょうか?ここまで行くと非常に議論がややこしい.
考えることってなに?から始めないといけない.

生物は様々なセンサーを持っている.五感ですが,目で見て,聞いて,触って,匂って,味わって,が五感です.
生物によって,どれが主体になっているかは変わるのですが、人間は視覚有意です。そういったセンサーの反応を脳で処理することが知覚と呼ばれます。
目の前の事象を様々な知覚を駆使してとらえ、脳で統合したのが概念となります.
例えば,4本足でゆっくり動き,モーと鳴いて,触るとやわらかい.匂うと動物くさく,肉を焼いて食べると美味い,,ってのが牛の概念でしょう.

サルはある程度の概念を理解できることは確実です.例えば,季節になると木に生えてくる様々な色の丸い形のもの⇒果実,という概念を作って持っているはずです。
しかし、人はサルと比べ物にならないくらい様々な概念を作っています。
具体的なものだけでなく,抽象的なもの,例えば感情なども複雑に概念化することができるのです、
これは言葉があるからでしょう.言語化が事象を正確に分類し、様々なものの概念化を可能としているのです。

概念があると,目の前の事象を過去の概念に照らし合わせて,何があるのか?何が起こっているのかを理解することができる.
これが認知です.知覚と概念化、認知は高等生物のデータ処理の基本的な流れです。

んじゃ,考えるって何でしょう?
まず、頭の中で何かを想像する,ってことをしてみましょう。
サルだって,頭の中にりんごを思い浮かべることはできるでしょう.
だけど,どこどこの木に,寒い季節になったらりんご実って,赤くなったら甘くて美味しくなる,なんて複雑なことは想像できないと思います。

サルとヒトは知覚機能はほぼ同じか,むしろサルの方が上です.
ですが,持っている概念の数はヒトの方が桁違いに多い.
これは,脳機能の差もありますが,ヒトが言語というOSを脳にインストールしているので,知覚を統合して整理することにより,圧倒的に多数の概念を形成することができるようになったからでしょう.
だからこそヒトは“考える”ことができるようになったはずです。

続く、、、ホンマかいな?


久々の自転車通勤
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曇り空ですね。その割りに暑い。

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  1. 2016年09月26日 22:41 |
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