自転車と家族の日記

My Life with bicycle

この世界の片隅に

尼崎の映画館で観た.


舞台は昭和初期の日本.広島で生まれて,呉に嫁ぐことになった主人公すずの日常を中心にストーリーが展開していく.
第二次大戦が始まって,軍港のあった呉では軍艦や軍人も多く,否応なしに戦争が意識されることになる.
徐々に物資も不足していくが,すずと周囲の人たちは目の前の生活を一生懸命に生きていく.
そこにある日常は明るくユーモアに満ちたものであった.

しかし,戦局が悪くなるにつれ,呉の町には連日のように空襲があり,日常の中に戦争が入り込んでくる.
やがて広島に原爆が落ち,敗戦.空襲で怪我をしたすずは,呉の嫁ぎ先では居場所がないと感じたが,周囲の助けで呉に残ることを決意する.

この映画も大ヒット間違いなしの優れものでした.
まず,普通の女性であるすずのキャラクターの魅力が素晴らしい.声は能年玲奈さんですが,のんびり,ほんわかとしたすずの性格をとっても上手に表現している.すずは笑顔になると目が線になるのですが,可愛らしさに参った.

昭和初期の生活と,戦争の悲惨さが対比になってるのですが,ホタルの墓みたいなえぐみはない.
観てて疲れないし,それでいて,強く印象に残るものがあります.
画像もきれい.“君の名は”の写真のような美しさではなく,優れた印象派の絵画のような表現方法です.

アニメのよさを存分に味わえる映画でした.
今年の邦画は面白いですね.もうひとつくらい観に行こうって気になった.
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  1. 2016年11月19日 22:30 |
  2. 読書と映画の記録
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