自転車と家族の日記

My Life with bicycle

原発と活断層

原発敷地内から次々に活断層が見つかってますね.

活断層ってそんなにたくさんあるの?って思いますが.

そもそも,日本列島はユーラシアプレートと太平洋プレートの上に乗ってて,2つのプレートはフィリピン海プレートと太平洋プレートに接している.
zeijaku1.jpg

フィリピン海プレートと太平洋プレートは海洋プレートで,ケイ素の含有量が少なく,重い.
だから大陸プレートの下に沈んでいくのですが,そのときに大陸プレートを下に引っ張ることになる.
日本列島はちょうどその上にのっている.

↓ちょうど丸の部分
pure-to_1.jpg

ということは,日本列島は常に引っ張られて割れているわけで,活断層だらけなわけです.

地震が多いのもそのため.ちなみに,朝鮮半島はずっと左にのってるので,韓国に地震はほぼありません.

日本列島って大変なところにあるわけですが,そのお陰で世界一多様な地形があり,自然があり,動植物がいて,,ってことですから,良いところもあれば悪いところもある.
一生砂漠で過ごすより,日本のようなところで住みたいって思います.

こういった風景って,動きが多い,不安定な土地だからこそできたもの.
untitled_kamikouti.jpg

また,そういった土地が今の日本人を作ってきたということも確実です.
砂漠や草原だったら,日本人のメンタリティも随分変わっていたものと思いますね.

で,原発です.この不安定なところで原発を動かすのは,それなりのリスクを覚悟しないといけないでしょう.

ただ,活断層があるからと言って,そこがいきなり動くかというと,そういうわけでもない.
プレートは非常にゆっくり動いているので,活断層が動くのは数十万年に1回というレベルです.
また活断層かどうかってのは,見た目の判断ですから,確実な判定法がない.
これも活断層か,そうでないか,って二元論で考えられちゃいますが,実際はその可能性を探っているだけで,専門家が見ても,活断層っぽいかそうでないか,っていい加減な議論しかできんでしょう.

例えば大飯原発の断層が活断層と断定されたとします.
その場合に,原発事故で放射能が外部に漏れる確率を計算してみると

実際に活断層である可能性は60%くらいと想定.

その活断層が10万年に1回動くとする.

地震で過酷事故が起こる可能性を1%,その場合に外部に放射性物質を放出する可能性を10%と試算すると

この場合,1年間で原発が放射性物質をまきちらす事故の確率は

1/10万*60/100*1/100*10/100

ですので 0.0000006%

ということになります.

交通事故で死ぬリスクと比較してみましょう.
交通事故の率は10万人当たり年間4名程度です.

ということは,誰かが平成25年に交通事故死する確率は0.004%と原発事故の6666倍もあります.

普通のヒトは来年交通事故で死ぬかもしれない,って考えて生活しないでしょう.
ヒトはこの程度のリスクは普通は意識しないものなんです.

だけど,リスクをどう感じるかは,ヒトによって様々です.原発の場合には事故があったこともあり,リスクが極大にまで意識されているようです.

ヒトがリスクを感じる仕組みは、不安感の強弱によって表されます.

不安感の管理は大脳によって行われるものではなく,辺縁系で行われるものでして,なかなかコントロールはやっかいです.昔は論理的思考で感情をコントロールしよう!って言われていましたけど,そんなことはない.
そもそも脳の思考回路は感情によって大きく影響を受けてしまうものですので.

さて,原発政策,どうなるか?
このまま再稼動がなければ,将来世代への大きな負担になります.
原発なしでは毎日百億円の燃料代を払い続けないといけなくなり,その上廃炉費用も掛かるからです.
稼働すると放射性廃棄物は増えますが,現実的な害はないので,経済リスクの方がより大きい、差し迫ったリスクであるとわたしは思います.

とは言え,この日本で永遠に原発を動かすってことも無理でしょう.

落とし所としては,活断層と断定されたところは今後20年以内の廃炉を目標とする.
それ以外のところは,安全性を判断,確保しつつ,運転しながら次のエネルギーを確保できるような技術革新を待つ,ということになるのではないでしょうかね?

しかし、民主党政権がひたすら不安を煽ることをしてきたので、国民の理解は得られにくいでしょう。
安倍さんがどうやって不安感を払拭し、再稼動に持っていくのか?
この部分の舵取りを間違えると参院選で大ゴケすることもあり得るかも。
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  1. 2012年12月29日 18:55 |
  2. 色々、考えたことなど
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