自転車と家族の日記

My Life with bicycle

ブナを見て色々考えた

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関西で山登りをするヒトにとって、ブナはやっぱり特別な木だと思う。
標高1000m付近まで上らないとありませんので。

ブナは乾燥に弱く、冷涼な気候を好む。
本来水の少ない山の上には生えにくいはずなのですが、日本はヒマラヤ山脈のお陰で多雨です。
※偏西風がヒマラヤを避けて南下し、インド洋と東シナ海の水分を日本に持ってくるため。

↓こんな感じですな。
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その上、日本列島はプレートの衝突のお陰で、地面が割れたり、盛り上がったりが多い。
海洋プレートが水を大量に含んだまま沈みこむので、マグマが貯まり、火山も多い。
※水を含んだ岩石は溶けやすいという性質からマグマを作る。
結果として造山運動が盛んで山が多いということになる。

関西のような温かいところででブナが見られるためには、ある程度以上の標高がある山でないといけない。
その山と多雨のお陰で、ブナが生えることができる。これって、奇跡的なことのような気がする。

1万年前の氷河期で、日本と同じ緯度の落葉広葉樹の多くは絶滅してしまったらしい。
だけど、日本列島は、その複雑な地形のお陰で、多くの落葉広葉樹が生き残った。
それが森の多様性を生むことにつながったと考えられている。

ところが、どこの山に行っても
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下の方は材木にしやすい、スギとヒノキの植林地帯になっている。

まあ、仕方ないですし、これはこれできれいなのですが。。

本来、落葉広葉樹は山に水をためるし、葉を落として栄養豊富な土壌を作る。
それが針葉樹林に変えられていくと、土壌流出や下流の洪水、海の栄養が減ることによる海洋資源の減少につながっていると思われる。

山登りの時には多くの木を見る。その木がなぜそこに生えることになったのか?
どんな役割があるのか?そんなことを考えながら歩くのもまた楽しいと思ってます。
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  1. 2013年01月21日 23:07 |
  2. 自然観察
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